2014年度 技術科シラバス

技術・家庭科「技術分野」

  • 対  象:中学1年<後期>、中学2年<前期>、中学3年<前・後期どちらか>
  • 教科書:開隆堂 技術・家庭 [技術分野]
  • 補助教材:配布プリント、Web等
  1. 学習の目標

ものづくりなどの実習や観察・実験・調査などの具体的な活動を通して、材料と加工、エネルギー変換、生物育成及び情報に関する基礎的・基本的な知識及び技術を習得するとともに、技術と社会や環境とのかかわりについて理解を深め、技術の在り方や活用の仕方などに対して客観的に判断・評価し、主体的に活用できるようになることを目標としています。

  1. 授業の進め方

中学1年生後期から中学2年生前期までの一年間は、コンピュータ室でのパソコンを用いた授業を通して、技術に関する様々な学習を進め、情報及び技術に関するスキルを高めていきます。
また、中学1年生の後期後半から中学2年生前期を中心に、栽培に関する実習を行い、生物の育成に適する条件や生物の育成環境を管理する方法を知ることを通して、人間の食糧生産活動に関して理解を深めます。
さらに、中学3年生の半期においては、木製ラジオの製作を通して、エネルギー変換や木材の加工に関する知識を、体験を通して学習します。

  1. 学習の留意点

●常に安全を心がけ、怪我の無いように作業を行う。
技術の時間は、実際に刃物を扱うなど、危険な作業を伴います。常に安全を心がけて、各自が注意を払い続けることが肝心です。自分はもちろん、他人に怪我をさせることなどが無いよう、細心の注意を払ってください。安全第一です。

●落ち着いて行動する。
コンピュータ室や技術室での活動では、様々な学校の機材や備品を取り扱う機会があります。意図的に壊すことなどが無いよう、落ち着いて中学生らしい行動を取るように心がけてください。

●時間を守る。
コンピュータ室や技術室への移動など、遅れる事の無いように、早め早めの行動を心がけてください。コンピュータ実習時は、コンピュータを用いて出席確認をおこなうことがあります。入室が遅くなると欠席扱いになる場合があるので、注意してください。

●忘れ物をしない。
毎回教科書や配布プリント、前回授業で指示されたものを、教場へ持ってくるようにしてください。忘れた場合には減点の対象となりますので注意しましょう。

●法律・モラルを守る。
コンピュータ室は常にインターネットに接続されています。犯罪被害やトラブルに巻き込まれないためにも、常に法律やモラルを意識した言動が求められます。

●作品は授業中に完成させる。
作品の出来上がりで評価されることになりますが、家に持ち帰ったりして作業をすることはできません。可能な限り授業時間内で作業を進められるように、真剣に取り組んでください。皆さんの能力をはかりながら、授業時間内で完成させられるように課題を設定しています。集中して取り組まないと遅れを取ることになるので、余計なことをしている暇はありません。家では教科書やプリントをよく読み、次の授業での展開を想定できるようにしてみましょう。

  1. 年間授業計画
学年・学期 内容
中学1年後期 パソコンの仕組みタイピング練習
ワープロソフトの使い方
栽培の基礎
ものづくりと製図
中学2年前期 栽培実習タイピング練習
プログラミング実習
道具の使い方・選び方について
エネルギー変換と利用について
中学3年
出席番号前半→前期
出席番号後半→後期
のこぎりの特訓木製ラジオボックスの製作
基盤の配線
組立・塗装・仕上げ
  1. 成績評価の方法と基準

●課題の成果物と、授業時間内に行うテスト・小テストを元に総合的に評定します。
●各学年とも、定期試験期間には試験を実施しません。

  1. 副教材、参考図書等について

●配布プリント、授業用Web
個別の課題等、指示があります。ファイルして保管し、毎回の授業時には持ってくるようにしてください。
また、授業用Webページを用いて、課題等の連絡をする場合があります。各自確認を怠らないようにしてください。
●記憶領域
校内サーバに個人記憶領域を用意しています。
その他、USBフラッシュメモリを用いた課題の提出等がある場合もあります。
※USBフラッシュメモリは、個別に購入の必要はありません。
●参考図書
目的に応じて参考にする書籍は異なりますので、その都度講師に相談し、アドバイスを受けてください。
●ティーチング・アシスタント(TA)
コンピュータ室での実習には、講師の他にティーチング・アシスタント(TA)の先生が付きます。作業で困ったことが出てきた場合には、相談してみましょう。